カーリング女子準決勝が行われ、世界ランク7位の日本代表で、18年平昌五輪銅メダルの日本代表ロコ・ソラーレは、前日に1次リーグ最終戦で敗れた21年世界選手権女王スイスを8—6で破り、リベンジを果たした。史上初の決勝進出を決め、日本の過去最高成績となる銀メダル以上が確定した。英国との決勝戦は20日日本時間午前10時5分開始。
スピードスケート男子1000メートルでは、日本勢は男子500メートル銅メダルの森重航(専大)が1分9秒47で16位、小島良太(エムウェーブ)が1分9秒97で20位、新浜立也(高崎健康福祉大職)は1分10秒00で21位だった。いずれも入賞を逃した。
【18日の主な結果】
◆カーリング女子
1次L4位通過の日本は不利な先攻でスタート。0—0で迎えた第2エンド(E)から互いに1点を取らせ合い、第4Eまで1—2で進んだ。そして日本後攻で迎えた第5E。スイスの小さなミスを突いて優位に試合を運ぶと、1次Lスイス戦でミスが目立ったスキップ藤沢がダブルテークアウトを見事に決め、大量4点を獲得するビッグエンドに。5—2と逆転し、前半を折り返した。
第6Eは引き続き精度を欠くスイスから1点をスチールし、6—2とリードを拡大。第7Eには3点を返されたものの、第8Eに2点を奪い返し、前日とは違い常に優位に試合を進めた。第9Eにはピンチの局面もあったが、藤沢が勝負所でダブルテークアウトを連続で決めて1失点でしのぎ、第10Eを逃げ切った。
◆フリースタイル
スキークロス男子1回戦が行われ、須貝龍(クレブ)は5組で写真判定の末に3着、古野慧(USEN—NEXTグループ)は6組でスタート直後に転倒して4着となり、ともに敗退した。須貝は32選手が出場したシーディングランで全体の3着と好スタート。各組4選手のうち上位2選手が次のステージに進めるトーナメントでは、1回戦で序盤遅れたもの最後は巻き返し、数センチレベルの写真判定の末に敗れた。
◆フィギュアスケートペアショートプログラム
「りくりゅう」の愛称で知られる三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は70・85点の8位で、上位16組による19日のフリー進出を決めた。自己ベストは4日の北京五輪団体戦SPでマークした74・45点。「ハレルヤ」に乗せて、三浦を木原が投げ上げるトリプルツイストリフトをまずは披露。3回転トウループは三浦がダブルになった。スロー3回転ルッツは着氷。コンビネーションスピン、木原を軸に三浦が円を描くデススパイラルでも息の合った演技を見せた。
しかし、ジャンプのミスがあったためか、演技後の2人に笑顔はなかった。三浦は「私のジャンプミス以外は仕上げられたのでそこはよかった」と硬い口調。フリーに向けては、「大きなミスなく滑れたらいいけど…。自分たちが楽しんで滑れたらいい」、木原は「とにかく5番以内を目標にやってきている。あした(のフリー)は気持ちを切り替えて頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。