誕生60周年を記念したDaytonaのニューモデルやクラシックモデルからインスパイアされた全く新しいタイムピース 1908など、注目のモデルの数々がラインアップ
本日3月27日(現地時間)よりスイス・ジュネーブで開幕した世界最大級の時計見本市「Watches and Wonders Geneva 2023」にて、〈Rolex(ロレックス)〉が2023年の新作コレクションを発表した。
Cosmograph Daytona
今回お披露目された新作の目玉となるのが、新世代のOyster Perpetual Cosmograph Daytona(オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ)。同ブランドを象徴するDaytona(デイトナ)の誕生60周年を記念して登場したニューモデルでは、ケースやダイアル、ムーブメントに至るまでコレクション全体の見直しが行われ、各ディテールがアップデートされている。まずダイアルのグラフィックバランスが一新され、アワーマーカーとカウンターの目盛り部分をリサイズ。アイスブルーダイアルと950プラチナのケース/ベゼル/ブレスレットを組み合わせたモデルや、ホワイトダイアルとオイスタースチール&イエローゴールド、ブラック/シャンパンカラーダイアルと18ctイエローゴールドのタキメーターベゼル、サンダスト&ブライトブラックダイアルと18ctエバーローズゴールドのタキメーターベゼル、など豊富なバリエーションが揃う。
それぞれ調和のとれた配色と仕上げがダイアルとカウンター、カウンターの目盛り部分とのコントラストを引き立たせ、アイコニックなダイアルにさらなる調和とモダンな雰囲気をもたらすことに。また、これらのニューモデルには、〈Rolex〉が完全自社開発/製造したこの新しいクロノグラフムーブメント キャリバー4131を搭載。このキャリバーには、2023年に発表されたエネルギーの消費を抑えるクロナジーエスケープメントや、パラフレックス ショック・アブソーバ、自動巻を強化するのに最適化されたボールベアリングといった、同ブランドがムーブメントにもたらした主要な革新技術がいくつも採用されている。
Perpetual 1908
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次に注目したいのは、1931年発表のOyster Perpetual(オイスター パーペチュアル)からインスピレーションを得た全く新しいタイムピース 1908。このモデル名は、〈Rolex〉の商標がスイスで正式に登録された年に由来しているという。当時のオリジナルに倣って、3、9、12の数字と6時位置のスモールセコンドを備えながらも、ホワイトまたはブラックのダイアルに18ctイエローまたはホワイトゴールド製のファセット加工のアワーマーカーが配されており、エレガントで洗練された印象に。また、センターの2つの針と6時位置のスモールセコンドを備える新たな自動巻ムーブメント キャリバー7140を搭載した。
Yacht-Master 42
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Yacht-Master 42(ヨットマスター 42)の新作は、同シリーズにおいて初めてRLXチタンを採用。軽量かつ高い機械的強度と耐蝕性に優れたグレード5のチタン合金をケースとブレスレットに使用することで、スチール製の同様の時計と比べて約3分の1の軽量化を実現した。ポリッシュ仕上げ、高光沢仕上げとテクニカルサテン仕上げを組み合わせることで、テクスチャーと光の絶妙な調和を生み出している。
Sky-Dweller
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Sky Dweller(スカイドゥエラー)の新作では、シリーズ史上初となるブライトブラックダイアルと18ctホワイトゴールドの組み合わせが実現。また、ホワイトロレゾールモデルには繊細なミントグリーン、そしてオイスターブレスレットを装備した18ctエバーローズゴールドモデルには、エレガントなブルーグリーンが採用されている。
GMT-Master II
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日本でも人気の高いGMT Master Ⅱ(GMTマスター Ⅱ)は18ctイエローゴールドおよびイエローロレゾールの2つのモデルが発表され、全く新しいカラーコンビネーションとなるグレーとブラックのセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えているのが大きな特徴だ。また、5連リンクのジュビリーブレスレットが採用されている点にも注目したい。このブレスレットには誤って開くことを防ぐセーフティキャッチ付オイスターロッククラスプやイージーリンク(エクステンションリンク)も備えており、長さを容易に約5mm延長することが可能に。なお、18ctイエローゴールドモデルのブレスレットは、リンク内部に同社が開発した特許取得のセラミックインサートが用いられ、手首着用時の柔軟性と耐久性を高めている。
Explorer 40
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Explorer(エクスプローラー)シリーズに今回新たに追加された40mmモデル Explorer 40(エクスプローラー)は、堅牢性と信頼性を象徴するオイスターケースを採用。ミドルケース/ブレスレットとクラスプに施されたサテン仕上げと、光が反射するケースサイドのポリッシュ仕上げによって、このアイコニックなモデルの表情に新たな魅力が加わった。
Oyster Perpetual
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Oyster Perpetual(オイスター パーペチュアル)の新作は、ケース直径31mmと、36mm、41mmの3種が登場。それぞれのダイアルには黒い縁取りのさまざまなサイズのドットが散りばめられているのが大きな特徴で、キャンディピンクやターコイズブルー、イエロー、コーラルレッド、グリーンといった2020年に発表されたダイアルのビビットなカラーが組み合わされている。Oyster Perpetual 31にはキャリバー 2232、Oyster Perpetual 36と41にはキャリバー 3230を搭載した。
Day-Date 36
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地中海沿岸を想起させる色調の装飾石で彩られたプレステージモデル Daydate 36(デイデイト 36)は、全3種類を展開。18ctエバーローズゴールドモデルには表面に細かい結晶が見られるグリーンアベンチュリン、18ctイエローゴールドモデルはさまざまな形や大きさの線が独創的な模様を織りなすオレンジカラーのカーネリアン、18ctホワイトゴールドモデルには天然の脈模様が入ったターコイズのダイヤルがそれぞれ採用されている。
〈Rolex〉の2023年新作コレクションの全ラインアップは、公式サイトでご確認を。なお、『Hypebeast』による「Watches and Wonders Geneva 2023」の現地レポートも後日公開予定のため、そちらもぜひお楽しみに。