英のオークションハウス「Christie’s(クリスティーズ)」とジェームズ・ボンドのフィルム作品の制作会社「Eon Productions(イーオン・プロダクションズ)」が主催した2部構成の公式チャリティオークション “Sixty Years of James Bond”が9月28日夜(現地時間)にロンドンで開催された。熱心なコレクターが集結したライブ・オークション会場には、時計、車、小道具、衣装など計25の品が出品され、それらの多くは25作目のボンド映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に関連するもの。その中で、Daniel Craig(ダニエル・クレイグ)が実際に着用した2つの〈OMEGA(オメガ))〉のタイムピースがどちらも高額で落札されたようだ。
226,800ポンド(約3,535万円)で落札されたのが、〈OMEGA〉Seamaster diver(シーマスター ダイバー)300M 007エディションで、チタン製のスタイリッシュなミリタリー風のケースにメッシュブレスレットが特徴的な一本。この時計はDanielの意見を取り入れてデザインされたことでも知られている。この時計のオークションでの売上は、職場で働く女性を支援するためのイギリスの非営利団体「TIME’S UP UK」に寄付されることになる。
一方、メタリックブルーのダイアルを備えたステンレススティール製の〈OMEGA〉Seamaster Acuaterra Automatic(シーマス ター アクアテラ オートマチック)は、119,700ポンド(約865万円)という価格で落札された。この売上はニューヨークの慈善団体である「Orbis」に寄付される。
これら2本の落札者は、ジェームズ・ボンド作品のプロデューサー Michael Gregg Wilson(マイケル・グレッグ・ウィルソン)とBarbara Dana Broccoli(バーバラ・ダナ・ブロッコリ)、〈Omega〉のCEOであるRaynald Aeschlimann(レイナルド・アッシェリマン)、そして俳優 Danil Craigのサイン入り証明書とともに特製ウォッチボックスに入った時計を受け取ることになるようだ。