第80回という節目の年を迎え、2023年1月11日に開催されたゴールデン・グローブ賞。アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞は、今年のドレストレンドを決めるとも言われており、ファッション業界も大注目。今年のファッショントレンドを速報でお伝えします。(フロントロウ編集部)
久しぶりに華やかなドレススタイルのカムバック!
今回で記念すべき80回目となるゴールデン・グローブ賞は、米国で映画業界を専門に取材する外国人記者でつくる団体が選ぶ賞で、2023年3月13日に開催される映画界最大の祭典、アカデミー賞の前哨戦と位置づけられている。
ロサンゼルス近郊のビバリーヒルズで開催されたゴールデン・グローブ賞には、華やかなドレスを纏ったセレブが集結。今年のドレストレンドをフロントロウ編集部が解説!
数年ぶりにパステルカラーが復活!
今年は珍しく、ライトピンクのフォトブースにブラウンのカーペットが用意されたゴールデン・グローブ賞のレッドカーペット。ニュアンスカラーで仕上がった会場に、春の訪れを祝うような爽やかなパステルカラーに身を包んだセレブが多く来場した。
Diorのイエローのセットアップを選んだアニャ・テイラー=ジョイ。『オザークへようこそ』で助演女優賞を受賞したジュリア・ガーナーは、ラッフルのデザインが効いたGucciのパステルピンクのドレスを着こなして。
コメディアンヌのアイオウ・エディバリーはペールブルーのRosie Assoulinのドレスに流行のオペラグローブをON。マーゴット・ロビーはChanelのペールピンクのドレスをエレガントに着こなして。
アワードシーズンを盛り上げるスパンコール
カメラのフラッシュにキラキラと輝く、セレブらしい豪華なスパンコールのドレスも今年は目立った。
ヌードカラーにシルバーのスパンコールがエレガントなOscar de la Rentaのドレスを着こなしたジェシカ・チャステイン。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットは、シルバーのPamella Rolandのスパンコールドレスでひと際目立って。
サルマ・ハエックは、Gucciのヌードカラーに繊細で流れるようなシルバーのスパンコールを優雅に着用。主演女優賞(コメディ&ミュージカル)を受賞したミシェル・ヨーは、ペプラムデザインのスパンコールドレスで艶やかに。
今年も人気なカットアウト
モダンなデザインでセレブたちに人気のカットアウトドレスも、レッドカーペットではセクシーに映えて人気が高い。
深紅のVersaceのカットアウトドレスで目立っていたのはリリー・ジェームズ。ジェナ・オルテガはヌードベージュのGucciのカットアウトドレスで旬な着こなし。
ドラマティックなパープルのドレス
今年は、赤みや青みを帯びた様々なパープル系のドレスが目立った。セレーナ・ゴメスはValentinoのディーププラムのオフショルダーデザインのドレスでドラマティックな雰囲気で登場。
ニーシー・ナッシュとシェリル・リー・ラルフは、パープル系のドレスにスパンコールが装飾された豪華なドレスで存在感を出して。
男性陣の先進的なスタイルにも注目
男性の伝統的なスタイルであるブラックスーツにタイといったフォーマルなスタイルも、近年では多様性を目指す業界を牽引するように、セレブたちによって変化を遂げている。
エディ・レッドメインは、Valentinoのブラウンのスーツに大きなローズのコサージュを添えてアクセントに。最優秀助演男優賞にノミネートされたタイラー・ジェームズ・ウィリアムズは、アミリのスーツとワイドレッグパンツを着用。バリー・コーガンは、Louis Vuittonのパステルカラーのスーツで爽やかに。
ビリー・ポーターは、2019年にアカデミー賞で着用したブラックのタキシードドレスがファッション界の定義を変えたと称えられた経緯を持つため、今年も2019年の進化版として、同じくChristian Sirianoのカスタムされたピンクのタキシードドレスを選んで話題に。シューズもスパンコールで授賞式らしく飾って魅せた。
(フロントロウ編集部)