大手芸能事務所「ホリプロ」などが次世代俳優を発掘するメンズオーディション「ホリプロネクスト」の決選大会が19日に都内で行われ、埼玉県の小学6年生・石原颯也くん(12)がグランプリに輝いた。 応募総数5000人以上の中から特技、演技、ダンス審査などを経て頂点に立った。受賞が発表されると、驚いた表情でマイクを握り「名前を呼ばれても信じられなくて、トロフィーの重さでやっとグランプリを獲得した実感が湧いてきた。支えてくれた人たちに感謝したい」。憧れの俳優として竹内涼真(28)を挙げ「演技も歌もできるマルチな俳優さんを目指したい」と夢を語った。
小学6年生にして1メートル68の高身長で、クリクリとした目が特徴。嵐の相葉雅紀(39)に似ている、と言われることもあるという。2020年8月から公演予定だったミュージカル「スクールオブロック」のオーディションに合格し、同作で初舞台を踏む予定だったが新型コロナの影響で中止。悔しさをバネに応募し、栄冠を手にした。
オーディションはホリプロと、全国展開で地元の美少女を取り上げ、二階堂ふみ(27)らを発掘したカルチャーマガジン「美少女図鑑」の姉妹プロジェクト「美男子図鑑」による共催。12~20歳の男性が対象で、次世代を担う俳優・タレントを発掘する企画だ。藤原竜也(39)妻夫木聡(41)らが所属するホリプロが携わったメンズオーディションは2019年の「メンズスターオーディション」開催以来、約3年ぶりとなる。
石原くんは今後ホリプロに所属し、芸能活動を行う。同じ名字つながりで、同事務所所属で女優の石原さとみ(35)について問われると「石原さとみさんを超える俳優になりたい。日本の凄い俳優は?と聞かれたら“石原颯也”と言われるように頑張ります!」。大きな瞳を輝かせ、前を向いた。
◇石原 颯也(いしはら・そうや)2009年(平21)9月25日生まれ、東京都出身の12歳。5歳からピアノを始め、決選大会ではシンガー・ソングライター川崎鷹也の代表曲「魔法の絨毯」の弾き語りを披露。身長は1年に11センチペースで伸び続けており、足のサイズは26.5センチ。登録者数1000万人超えの人気ユーチューバー「HIKAKIN」の大ファン。