ビールの話ではありません。もちろん飲み干せるものじゃありません。
タイプライターでがちゃんがちゃんと文字を打ち込んだような生真面目なラベルと目が合うたびに、四角張った心の澱みが解体されていく感覚を覚えます。なぜだかこの気持ち、懐かしい。朧気な記憶を手繰り寄せると、行き着くのはコロナ前のNY。そういえばあの頃は毎月のように飛行機に乗っていた。あるとき、どろどろに疲れた体で倒れこむようにチェックインした客室のバスルームで、それは待っていてくれました。
ル ラボのシャンプーとコンディショナー、そしてシャワージェル。ああ、このホテルは分かってる、分かってくれている。思わずそう呟いた理由は、当時ある悩みを抱えていて少し不安な旅路だったから。異国でひとりぼっちの自分が、普段慣れ親しんでいる何かに出会ったときの安堵感。あの日の私には無類でした。
たかがボディソープひとつで。そう思うかもしれません。でも、あのシャワージェルは、中島らもさんのエッセイで言うところの「その日の天使」でした。元気出せよと活を入れるのではなく、洗練された香りとともに肌に寄り添って、無言で雑味を流し去ってくれるもの。ささやかだけれど確かに心に届く何かがあって、それは知らず知らずのうちに弱っているときにこそ、くっきりと際立ってくるのだと気づいた瞬間でもありました。
すっかりリフレッシュできたその後のNYの時間は、新しい出会いと発見に満ちた実り多いものとなりました。
香水とキャンドルはそれまで愛用していたけれど、この出張をきっかけに私のル ラボ沼は拡張し、バスアイテムも揃えるように。ちょっと贅沢な新習慣も増えました。それは一旦帰宅して、ル ラボのシャワータイムでリフレッシュ。おめかしをイチから直してまた出かけるリチュアルのこと。オンとオフをぱちっとスイッチする、シャワー習慣です。マンダリン シャワー ジェルなら香り立ちもまろやかで、”香害”の心配はありません。アマレットとジンをブラッドオレンジジュースで割ったカクテルのような、グルマンな爽やかさ。柑橘の甘さだけではなく、ほどよい苦味も潜んでいる複雑さも、さすがル ラボ! ひとことで言って肌の「のどごし」感が最高で、ここまでクセになるシャワージェル、初めて。どんなに疲れた蒸し暑い真夏の夕方でも、さらりと心と気持ちを洗い上げてくれます。
この贅沢をバスルームに閉じ込めておくのは勿体ない。そう考えて最近はマンダリン シャワー ジェルを小分けにしてモバイルするようになりました。気持ちがささくれそうになったときは、とりあえずミニボトルを手にパウダールームへ走る。目を閉じて嗅覚に集中しながら手のひらから手首を清める数秒は、心を整えるメディテーションにもなっています。
新しい日常が、すぐそこまでやって来ています。フィジカルに人と会う機会も、どんどん増えていくことでしょう。そんななかで自分の機嫌も上手に取っていかなくてはなりません。そのささやかなヒントを、ル ラボのマンダリン シャワー ジェルは教えてくれるのです。ル ラボのアイテムをチェック>
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