東京マラソン財団は18日、昨年10月16日から延期し、今年3月6日に開催予定とする『東京マラソン2021』に向けて臨時理事会を開き、開催に向け準備を進めると発表した。定員は2万5000名(マラソン2万4700名、10キロ300名)とする。
臨時理事会では、「東京マラソン2021については、『ランナー、ボランティア、スタッフ等関係者の健康管理』及び『3密を回避した大会運営』を柱とした感染症対策により、安全・安心な大会の開催に向け準備をしてきたところである」とし、「引き続き、大会開催に向け、準備を進めることとする」と判断した。
一方で新型コロナ第6波の現状を踏まえ、「体調管理アプリへの登録」「PCR検査の実施」「各所における3密を避けたフィジカルディスタンスの確保」などを徹底するとし、ランナーやボランティア関係者にも協力を求めた。
また同日、公式サイトにランナー向けの「参加にあたっての注意事項」を掲載し、「東京都における新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、緩やかな減少傾向にありますが、大会開催予定の3月6日においても、医療の逼迫(ひっぱく)状況が継続していることも懸念され、大会参加中の傷病や体調不良により、救急搬送が必要になった場合にも、搬送に相当な時間を要する可能性があります」と補足。
あらためて体調管理の徹底をもとめた上で、「フルマラソンはご自身の体に大きな負荷がかかるスポーツですので、高齢者の方、基礎疾患をお持ちの方、少しでも体調に不安がある場合には、安全のため、参加をお控えいただきますようお願いいたします」と記した。