自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせているのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかはわかりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。
ディスコンになるなら、他も色ち買いしておけば…
さて、262回めは またも舞い戻ってエルメス。ハーフスリーブ スウェットです。
なんか見たことあるな、と思った方 大正解っ! じつは、以前清水ダイブして紹介したオレンジの色ち買いです。
こちらは「jogging bicolore(ジョギング ビコロール)」というシリーズで、パーカやクルーネック、パンツやショーパンなどトレーニング用のアイテムとして、以前 継続展開されていました。
前にも説明しましたが、ビコロールとは英語で言うならバイカラー(bicolor)。2色の配色ってことで、肩部分がストレッチの効いたエラスティンを混紡させた色違いのナイロンに切り替えられています。
【画像ギャラリー】エルメスの名作、半袖スウェット。そのディテールを写真で見る!
その切り替えられた袖の部分は「よく見ると H」。これも以前書きましたが、呑み屋のネタとして かなり使えます。
ボディはコットン100%なんですが、そこはエルメスですから、生地のクオリティも抜群に素晴らしく、オレンジ着てたら他の色も欲しくなってしまいました。
今くらいの季節って、アウターの下をTシャツ一枚だけにするには心許なく、かと言ってニットだと暑い…。同様に普通のスウェットも少しトゥーマッチな気がするので、こんな感じの半袖スウェットが意外に使えます。
襟には、通称「前V」と呼ばれる、汗止めのために取り付けられたV字状のガゼットを模したステッチが配されるなど、ヴィンテージスウェットを理解した上で作られているし、リブのテンションも丁度えぇ。
陽射しが強くなってくる初夏くらいなら、浮かれた感じでオレンジ着るのもイイんですが、陽気になるにはまだ早い。ということで、こんな落ち着いたブルーをお買い足ししちゃいました。