1975年に誕生したエルメスの「ケリー」ウォッチは、バッグに付けるカデナ(錠前)をモチーフにデザインされたエルメスの時計の中でも、幅広い世代から支持されたモデルである。今回の新作はその「ケリー」をモダンに再解釈し、ダイヤモンドがセッティングされたモデルなども展開される。
用意されたモデルは18Kピンクゴールドとステンレススティールで、ブレスレットだけでも着用でき、さらにレザーのクロシェットに入れることでペンダントウォッチとしても楽しめる。もちろんクロシェットだけを使うこともできるので、エルメスのモチーフを存分に味わうことができる。
自由な遊び心を持ったエルメスの象徴的存在
エルメス「ケリー」
最上位モデルは18Kピンクゴールド製のケース、文字盤はダイヤモンドが配されたナチュラルホワイトのマザー・オブ・パール、ブレスレットに1161個、カデナに179個のダイヤモンドがセッティングされる。クロシェットはアリゲーター・リス製、レザーコードストラップが付属する。クォーツムーブメント。3気圧防水。1036万2000円(税込予価)。2023年4月以降発売予定。エルメス「ケリー」
ピンクゴールド製ブレスレットに43個のダイヤモンドがセッティングされたバージョン。クロシェットは黒のボックスカーフ。レザーコードストラップが付属する。ダイアルはナチュラルホワイトのマザー・オブ・パール。クォーツ。491万7000円(税込み予価)。2023年4月以降発売予定。
何世代にもわたって愛されてきたケリーウォッチが2022年、新たに“自由な”スタイルを披露した。ブレスレットに装着した状態、ペンダントに装着した状態、そして両方を組み合わせることも可能だ。
ファッションとしても時計を楽しむことができ、マルタン・マルジェラがデザインを担当していた1997年から2003年の間にコレクションで度々登場した、クロシェットペンダントも手に入れることができる。このペンダントも、バッグの鍵を収納するためのクロシェットから着想を得ており、出自が同じカデナとクロシェットの相性が悪いわけがないことは一目瞭然である。エルメス「ケリー」
ステンレススティール製ブレスレットのプレーンなバージョン。クロシェットは黒のボックスカーフ。レザーコードストラップが付属する。クォーツ。ダイアル部分はスパークリングホワイトラッカー仕上げ。52万3600円(税込み予価)。2023年4月以降発売予定。
以前発売されていたケリーウォッチは、レザーベルトにゴールドカラー、またはステンレススティールのカデナウォッチという組み合わせだったが、レザーベルトではなく、ブレスレットとなって戻ってきたことはエルメスファンのみならず、注目すべき存在になるのではないだろうか。エルメス「ケリー」
ダイヤモンドが24個ついたバージョン。クロシェットは黒のボックスカーフ。レザーコードストラップが付属する。クォーツ。ダイアル部分はスパークリングホワイトラッカー仕上げ。70万2900円(税込み予価)。2023年4月以降発売予定。エルメス「ケリー」
ブレスレットに221個のダイヤモンド、カデナ部分に43個のダイヤモンドがセッティングされたバージョン。ダイアル部分はスパークリングホワイトラッカー仕上げ。187万円(税込み予価)。
素材は2種類、ダイヤモンドセッティングの有り無し、ダイアルの仕上げによって全部で5つのパターンが用意され、好みに応じてスタイルを選択することができる。
Contact info: エルメスジャポン Tel.03-3569-3300
©Joël Von Allmen