Gクラスの幾何学的な意匠と〈Moncler〉パファージャケットの有機的なフォルムを融合した1台が誕生
〈Moncler(モンクレール)〉は、ロンドン・ファッションウィーク期間中に行われた“Moncler Genius(モンクレール ジーニアス)”のライブショー “The Art of Genius”において、「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」とのコラボレーションを正式に発表した。
ショー当日にお披露目されたProject Mondo Gは、「Mercedes-Benz」を象徴するG-Class(Gクラス)を再構築した1台。製作に一年を費やしたというこの車のボディには〈Moncler〉のパファージャケットを想起させる反射面が配置され、ジッパーを模した装飾も施されている。その車両総重量は、2.5トンにも及ぶという。「Mercedes-Benz Group AG」のチーフ・デザイン・オフィサーを務めるGorden Wagener(ゴーデン・ワゲナー)は、同車両のデザインについて「G-Classの幾何学的な意匠と、Monclerのパファージャケットの有機的なフォルムを融合したもの」と称している。また、同社の取締役会のメンバーであるBritta Seeger(ブリッタ・ゼーガー)は、今回のコラボレーションについて以下のようなコメントを発表。「いままでの自動車業界の常識では想像もつかないことなので、(コラボレーションは)異なる次元で物事を進めたいと考えました。Monclerとのパートナーシップは、通常のスポンサーシップのような関わりよりも、さらに深いものなのです。さまざまなデザイナーとコラボレーションすることで、既成概念にとらわれず、自動車業界の領域を超えた新たなオーディエンスにリーチできると思っています」
Project Mondo Gの本格的なローンチ時期や販売価格については、本稿執筆時点では不明。まずは公開されたビジュアルやムービーをチェックし、さらなる続報を待とう。