『不思議の国のアリス』の文化現象を辿る初の大規模展「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」が、2022年7月16日(土)から10月10日(月・祝)まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催される。その後、2022年12月10日(土)から2023年3月5日(日)まで大阪・あべのハルカス美術館に巡回予定だ。
1865年にチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で発表し、今日までに170以上の言語に翻訳されている名著『不思議の国のアリス』。その物語はたんなる児童小説の枠組みを超え、あらゆる想像力をかきてる存在として、今もなお世界中の人々に共有されている。
約300点の作品を、遊び心あふれる没入型演出で展示
本展は、2021年に英国・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)で開催された「Alice:Curiouser and Curiouser」の世界巡回展。もはや文化的アイコンとなった「アリス」が世界にもたらした影響の数々を、遊び心あふれる没入型の展示演出をもって紹介する展覧会だ。
会場には、原作者であるルイス・キャロルによる物語の構想や、挿絵を手掛けたジョン・テニエルの素描など、様々な資料を展示。「アリス」の原点となった初期資料から、映画、演劇、ファッション、アート、音楽、写真などの各界に「アリス」が及ぼした影響まで、その歴史的な軌跡を約300点の展示作品とともに辿る。
サルバドール・ダリや草間彌生、ビートルズにヴィヴィアン・ウエストウッドと、あらゆる分野の天才たちにもインスピレーションを与えてきたルイス・キャロル。その“へんてこりんな世界”に自ら迷い込めば、子どもから大人までを魅了する「不思議の国のアリス」の世界の真髄を垣間見ることが出来るかもしれない。
開催概要
「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」
■東京会場
会期:2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝)
会場:森アーツセンターギャラリー[六本木ヒルズ森タワー52F]
■大阪会場
会期:2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館