2030年までに全ての「Mercedes-Benz」が電化に移行する流れにより“EQG”という名で出てくる可能性が
「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」は2019年に“EQG”と名付けられたGクラスSUVのゼロエミッション版を開発中と発表し、自動車業界に衝撃を与えていた。それから3年が経ち情報のアップデートが待たれていたが、今回「Mercedes-Benz」CEOのOla Källenius(オラ・ケレニウス)氏から、この電動Gクラスがいつ具体的に一般に販売されるようになるのかについての情報が提供された。
米の自動車Webメディア『Autoblog』からのレポートにその内容が記されているのだが、Källenius氏は、特別な車両が2024年末までに市場に投入されるべきであることをメディアのメンバーに語ったとされる。
「Mercedes-Benz」は2021年に“EQG”のコンセプト版を公開し、当初は2025年に発売すると発表していたが、Källenius氏はオーストリア・グラーツにある「Mercedes-Benz」Gクラス専用の試験場でテストした初期のプロトタイプが「おそらく今年一番の楽しさだった」と報告している。さらに「これからは、オフロードは電気で走るんだ」と、彼は記者団に語ったという。
また、2030年までに「Mercedes-Benz」がオール電化に移行すると伝えられているが、それはGクラスが生き残るための必須条件として、内燃機関を捨てることになることを意味する。Gクラスがメルセデスの他の電動モデルの命名体系に従うかどうかはまだ分からないが、そうなると“EQG”という名で出てくる可能性が現実味を帯びるわけだ。
当然ながら、まだ2年も先の話なので、現在までに“EQG”の正確な登場時期や価格情報は明らかにされていない。しかしこのパワフルなEVオフローダーの詳細情報は、まもなく表面化すると思われので、アップデートまで以下の映像を見ながら楽しみに待とう。