男の品格を左右する重要な小物、それは腕時計。どのブランドのどんなデザインの腕時計を身につけるかで、その人の世界観や美意識、生き様が垣間見えてきます。一方女性は、男性の腕時計をどう捉えているか。内心、どのような腕時計を身につけて欲しいと考えているのか?「ロック福田の腕時計魂!」「腕時計羅針盤」など腕時計コンテンツが大充実のFORZA STYLEが、大人の男の時計選びをアドバイスしていきます。
王道中の王道ROLEX。日本一、いや世界一知名度が高いロレックスですが、みなさんはロレックスのこと、ちゃんとご存知ですか?
なんとなくカッコイイから、資産価値が高いからと言って選ぶのはもったいない。なぜなら大人の男性にとっては身に着ける腕時計はご自身のステイタスとも直結します。
と、ご大層な前置きで始まりましたが、今回はゆるーく楽しいロレックスの「あだな」についてのお話です。腕時計好きさん、ロレックス好きさんは「あー、そうだよね。そんなのあったよね」と生温かく見守っていただけたら幸いです!
ではさっそく参りましょう。
1.コーク / コカ・コーラ
@swisswatchologistさんの#腕時計魂での投稿より
赤と黒のベゼルのGMTマスターを指します。炭酸飲料の「コカ・コーラ」からきています。実際にはコーラのロゴ自体は赤と白なので、コーラの黒い液体の入ったボトルに赤いロゴのラベルが貼られたものから連想されているのでしょうね。
2.ペプシ
@g01m04さんの#腕時計魂での投稿より
こちらも有名な炭酸飲料の名前から。赤と青のベゼルが搭載されたGMTマスターを「ペプシ」と呼びます。ベゼルの色がロゴと同じためこの愛称で親しまれています。
3.カフェオレ/ルートビア
@gladstone0701さんの#腕時計魂での投稿より
こちらも炭酸飲料にちなんだGMTシリーズで茶色のベゼルが印象的な「ルートビア」(Root Beer)です。 ルートビアのパッケージカラーから連想して付けられたニックネームです。以前はべゼルが茶と金のコンビネーションでしたが、2018年に出たモデル「126711CHNR」は黒&茶のコンビネーションに!日本ではより親しみやすい「カフェオレ」の愛称の方が定着してきていますね。
4.バットマン
@ke1.977さんの#腕時計魂での投稿より
黒と青のセラクロムベゼルが特徴のGMTマスターIIは、「バットマン」やバットマンGMTと呼ばれています。バットマンは、DCコミックスのアメコミに登場するスーパーヒーローで、昔のダークカラーから連想して付けられました。
5.ハルク/グリーンサブ
@la_mer_koさんの#腕時計魂での投稿より
日本ではグリーンサブの愛称で親しまれていますが、グリーンのセラクロムベゼルで、ダイヤルもグリーンのサブマリーナ「116610LV」は海外ではハルクというニックネームが付けられています。
ハルクは、マーベル・コミックのアメコミに登場する全身がグリーンの架空のスーパーヒーローでサブマリーナの頑丈な造りと見た目からそう呼ばれるようになりました。ロレックスのスポーツモデルは度々スーパーヒーローの名前が付けられるようですね。
6.カーミット
@g01m04さんの#腕時計魂での投稿より ※カーミットと呼ばれているオリジナルの「16610LV」ではありませんが、こちらは同じくグリーンベゼルにブラックダイヤルの組み合わせで2020年発表の「126610LV」の画像です。
皆さまはセサミストリートの蛙のキャラクター「カーミット」はご存知でしょうか。グリーンベゼル×ブラックダイヤルのサブマリーナのことを指します。
このモデルはマキシダイヤルとよばれる、文字盤上インデックスのドットが通常よりも大きく表示された仕様になっているのにお気づきいただけたかと思います。カーミットの名前は、ブラックダイヤルにこのマキシダイヤル仕様でグリーンのアルミニウムベゼルという見た目から付けられました。日本ではこの愛称はあまり使われてきませんでしたが、2020年に「ハルク」が生産終了し、「カーミット」が復活したことで、日本でも定着しつつあるようですね。
7.スマーフ/青サブ
@mentalist0928さんの#腕時計魂での投稿より
18Kホワイトゴールドのケースにブルーのセラクロムベゼルが搭載された高級モデル・サブマリーナ 「116619LB」は「スマーフ」と呼ばれています。スマーフは、ベルギーの漫画家が描いたヨーロッパのどこかの深い森に住む小さな妖精のキャラクターで、「116619LB」が全てブルーのカラーで作られているため全身青色のスマーフを連想して付けられました。
8.サンダーバード
@prototype.humanoidさんの#腕時計魂での投稿より
旧型デイトジャストの回転ベゼル付きのモデルのことを指します。ゴールド素材で作られた両方向回転ベゼルが特徴で、1956年にアメリカ空軍アクロバットチーム「サンダーバーズ」の大佐であるドン・フェリス氏の引退記念に特別発注したデイトジャストが由来なのだそうです。
デイトジャストならではの美しさと回転ベゼルのスポーティーさが融合した独特なデザインですよね。
9.フジツボ
@kitanaka.watchさんの#腕時計魂での投稿より
海外では「ニップルダイアル」なんて呼ばれていますが、日本では『藤壺(フジツボ)』で親しまれていますね。1970年代から1980年代にかけて生産されていたGMTマスター&サブマリーナ(ヴィンテージモデル)のことを指します。
円錐状の特徴的なインダイヤルを備えた文字盤で、GMTマスターやサブマリーナのコンビモデル、ゴールドモデルに見られます。
10.プレジデント
@number_88_88さんの#腕時計魂での投稿より
ロレックスの中でも最上位機種であるデイデイト。その中でもプレジデントの愛称が指すのは特定のブレスレットのスタイルを指すことが多く、その愛称は歴代のアメリカ大統領が愛用してきたことに由来します。
半円状のコマがつながる特徴的なブレスレット『プレジデント・ブレスレット』はゴールドやプラチナ素材のモデルのみに採用されており、レディースのデイトジャストなど他のモデルにも使われていますが、”プレジデント”と言えば、ロレックスの最上位モデルである「デイデイト」のことを指します。
さてさて、ご存知の愛称はいくつあったでしょうか。
実は他にもあだ名がついているモデルはまだまだあるのですが、まずはメジャーどころを10個ご紹介しました。実はロレックス以外にもあだ名がついている腕時計って結構あるのですよね。また別の機会にご紹介するかもしれません。
こんな暑い日はゆるっと気軽に読んでいただける記事でリラックスしていただけたら幸いです。今後もちょっと楽しいこんなマメ知識をお届けしますね。
たくさん素敵な投稿があるInstagramの「#腕時計魂」もぜひのぞきにきてくださいませ♪