ロエベの最新コレクションがなにかと話題に
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』とのコラボが話題になっているスペイン発のファッションブランドのロエベ(Loewe)が、メンズの2022年秋冬コレクションを開催。今回のコレクションは、アーティストのジョー・マクシャとエドガー・モザの作品を背景に行なわれ、幻想と転置、変容された現実の逆光の輝きを特徴とするものとなった。
デザイナーのジョナサン・アンダーソンは、人間とテクノロジーとの関係の風刺をイメージして今回のコレクションのアイテムをデザイン。
ハート型にくり抜かれたバラクラバは、写真を撮影する際のフレームをモチーフにしており、その他にも、アプリで加工した際の不自然な歪みをイメージしたものや、見る人を錯覚させるかのようなリアルな顔や体がプリントされたTシャツやジャンプスーツなどが登場して話題を集めた。
その中でも話題になったのが、LEDが搭載されたアイテム。ジャンプスーツやトップスなどがキラキラと光り輝くアイテムについては携帯電話がモチーフになったよう。ジョナサンは「携帯電話のすべてがバックライトで照らされているため、自分がバックライトになるという発想です」と米Vogueに明かした。
また、会場には砂が敷き詰められていたが、これは「砂は楽しい経験(をイメージしたもの)ではないんです。結局、すべては塵になるからです」と、いくら現実社会で楽しんでいても最終的には全て塵になって終わるという皮肉が込められていた。